事例紹介:CIデザイン(納品までの流れ)

事例紹介

デザインと言っても、最近ではWEB関連の仕事が多いのですが、
印刷物でもパッケージでも商品企画でもひととおりのことはお受け出来ます。

 

最近、ある会社様のCIデザインを制作させていただいたのですが、
フレンドリーなお客様で、やり取り含む工程を会社ブログで紹介しても良いという
お許しをいただいたので、一連の流れを紹介させていただきます。

 

きっかけはオフィスが近いことで連絡いただきました。社名は伏せておきます。
業態は輸出入業、相手は中国を中心としたアジア圏。
今ロゴマークらしきものが無いので作りたいとのことです。
デザインに対してアイデアやイメージ、要望は無いが、
企業方針として、何よりつながりを大事にする会社だとおっしゃっていました。

では、「はじめに方向を探る意味でいくつか出してみます」、
という話で1回目打ち合わせは終了しました。

 

その後お客様からメールにて、社名の頭文字はRだが中国圏ではLが想起されるので
Rを使うのは控えてほしいと伝えてきました。

Rのロゴ展開デザインはすでに考えていました。
社名の頭文字のアレンジはアイデンティティを感じてもらえるのでまず考えるひとつです。

 

輸出入という業態、中国が主な取引先、”連なる”というニュアンスのある社名などをヒントに、
はじめの提案では、コンセプトデザインとして以下の4方向を提出しました。

この時点の目的は、相手の反応から好き嫌いや方向性を探ること。
①のコンテナ案はコンテナ会社に見えるという理由で却下。

 

②の立体ロゴは、ありがちですが、グローバル感みたいなものが演出できる手法。
却下はされませんでしたが、可もなく不可もなくの反応。

 

③と④は似ていますが、④は中国から伝来し日本に根づいた水引という文化や物語を
名刺交換の際に中国の方に語れるのでは、という説明とともに提案。
先方様もテーマを探されており、中国飾りモチーフはどうだろうと考えていたとおっしゃるので、
お客さまのイメージに近かったかもしれません。

 

④より③の方がシンプルで力強いという感想でしたので、
次回の提案で制作するのは「シンプルなつながりを表すもの」、
「中国飾りを抽象化したもの」に絞ることをお約束し、打ち合わせを終えました。

2回めの提出案です。①のつながり案は、輪を交差させることでつながりを強調しました。
3本線パターンを作ったのは、水引の名残を残したかったのだと思います。
②は実際の中国飾りモリーフを極力シンプルにしたものです。

 

どれも良いですね〜という有り難い反応をいただきまして、
社長様が自分で選ぶより社内でアンケートを取ろうという話になり、
結果的に①が選ばれ、細部をさらに微調整しまして納品いたしました。

今回のロゴマークの納品物は、ロゴデータのみでした。
使用マニュアルや、ロゴを使用した名刺、封筒なども作っておりませんので、
リーズナブルな価格で提供させていただきました。

 

CIをデザイン会社にお願いすると高い、というイメージがあるかもしれません。
確かに大きな会社様の場合、使用範囲や展開バリエーションがとても多く、
あらゆる条件で確実にアイデンティティをコントロールする必要があるため、
完璧なマニュアルなどが必要になり、CIといえば大仕事と考えるデザイン会社も
少なくありません。

 

看板や名刺に使えれば充分というなら、ロゴマークのデータだけあれば良いのです。
CIやロゴマークなどは現時点の会社の規模に合わせて作れば良く、
会社の成長とともにロゴも成長させることを目標にすれば良いと思います。

想いのこもった会社のロゴマーク作りませんか?
近隣の会社の方、どうぞお気軽にお声がけ下さい。

この記事を書いた人
近藤圭介/デザイナー・アートディレクター
多摩美術大学グラフィックデザイン卒業後、広告代理店に勤務しCMプランニングなどをしていたが、その頃には珍しかったMachintoshがある制作会社へ移動。グラフィックはじめ店舗開発や商品企画などいろいろなデザインに携わる。

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