PL学園出身・元プロ野球選手 野々垣武志のプロ野球リポート パ・リーグ6球団のキーマンを総括(8月2日終了時点)

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上限5,000人の有観客試合で開催中のプロ野球。PL学園出身・元プロ野球選手の野々垣武志が、キーマンとなった選手を取り上げて、パ・リーグ6球団の1週間の死闘を振り返ります。

<埼玉西武ライオンズ/コーリー・スパンジェンバーグ/チーム成績:1勝4敗1試合中止>
8月2日までの対ソフトバンク6連戦では、20打数7安打で打率.350、2本塁打、3打点と高成績だったスパンジェンバーグ。注目は30日の試合で、2回に先発・板東湧梧の147キロ直球を左中間席に4号ソロを放った。つづいて4回にも右中間二塁打、6回にも右中間三塁打を放ち、7回にはサイクル安打に期待がかかったが、見逃し三振に倒れた。この試合4打数3安打1打点で勝利に貢献した。
開幕からトータルの成績では打率.250(リーグ18位)、5本塁打(リーグ12位)、19打点(リーグ17位)と、助っ人としての数字は物足りないが、上り調子になってきている。
ここ最近は、打撃で苦しんでいたが、左中間方(反対方向)に本塁打が出たことが自信になったようだ。いつもなら空振りする低めのスライダーを右中間に弾き返せるようになり、復調の兆しが見える。これからの打撃に注目したい。

<福岡ソフトバンクホークス/中村 晃/チーム成績:4勝1敗1試合中止>
8月2日までの対西武6連戦では、19打数8安打で打率.421、6打点と好調をキープしている。開幕からトータルの成績(規定打席外)を見ても、打率.338、1本塁打、17打点と好成績だ。
28日の試合では、4対4の同点で迎えた6回2死満塁という場面で、フルカウントから平井克典の148キロの直球をとらえ、走者一掃の左翼線に決勝の二塁打を放った。この日は2回に先頭打者で打席に立って中前打、3回に右前適時打、5回にも中前打を放ち、5打数4安打、5打点。5打点は自身プロ初。
初戦に勝って6連戦を優位に戦えることは、チームにとってとても大きな収穫だった。絶好調の中村が4番に座ることによって、つながりが出てきた打線は他チームにとって脅威だろう。

<東北楽天イーグルス/ステフェン・ロメロ/チーム成績:3勝3敗>
8月2日までの対ロッテ6連戦では17打数10安打で打率.588、4本塁打、10打点10と絶好調。開幕からトータルの成績でも打率.336(リーグ2位)、11本塁打(リーグ4位)、26打点(リーグ8位)と申し分のない成績だ。
注目は2日の試合で、4回に10号、7回に11号と2打席連続で2ランを放ち、4年連続2ケタ本塁打をマークした。
この6連戦はチャンスの場面で大活躍して勝利に貢献。これからも注目の選手だ。

<千葉ロッテマリーンズ/井上 晴哉/チーム成績:3勝3敗>
開幕からトータルの成績は打率.270(リーグ13位)、8本塁打(リーグ6位)、30打点(リーグ4位)と今シーズも打ちまくっている井上晴哉。
8月2日までの対楽天6連戦では、19打数7安打で打率.368と高打率を維持している。28日の試合では、先発の石橋良太から第1打席に右翼席に第6号2ラン、第2打席も右翼席に第7号ソロ本塁打、そして2点ビハインドの8回裏には抑えの森原康平から同点となる第8号2ランを放ち、この日4打数3安打、3本塁打、5打点と大活躍しチームの勝利に貢献した。
井上の打撃を見ると、落合博満さんのようにセンターから右方向に打っていきながら、インコースも捌いていくという形になっている。今後も楽しみな選手だ。

<北海道日本ハムファイターズ/近藤 健介/チーム成績:4勝1敗>
2日までの対オリックス6連戦では、17打数6安打で打率.353と上り調子の近藤健介。開幕からトータルの成績も打率.304(リーグ9位)という成績を残している。
29日の試合では、1対1の5回、1死三塁で2番手投手・吉田一将から右犠飛。7回には4番手投手・山田修義から右前適時打を放った。さらに8回2死満塁の場面では、荒西祐大から中前へ2点適時打を放ち、19日のロッテ戦から9試合連続安打をマークして打率を3割台に乗せてきた。近藤が本領発揮しだすと、打線がつながり一気に得点力が上がってくる。これからの活躍に期待したい。

<オリックス・バファローズ/若月 健矢/チーム成績:1勝4敗>
今シーズンの成績は打率.265(リーグ15位)、3本塁打(リーグ22位)、13打点(リーグ30位)という成績の若月健矢捕手。
31日の試合では1点を追う5回に先頭打者として打席に入り、有原航平の133キロのスライダーを右中間席へ運ぶ3号ソロで同点に追いついた。この対日本ハム6連戦では、11打数3安打で打率.273、1本塁打、2打点とまずまずの打撃成績だった。
約1ヶ月振りの本塁打で勝利に貢献した若月。右中間の最深部まで運んだことにより、今後は相手チームの警戒が強くなるだろう。ただ投手の手元が狂い、甘い球が入ってくることも考えられる。そこを、逃さずに打つことで勝負強さが今まで以上に増すはずだ。

文・野々垣武志(ののがき たけし)

1971年7月8日生まれ、奈良県桜井市出身。1989年にPL学園からドラフト外で西武ライオンズに入団。同期入団は、ドラフト1位の潮崎哲也、2位の鈴木哲、3位の大塚光二、4位の宮地克彦ら。主に内野手として6年間プレーし、1995年にトレードで広島東洋カープに移籍し、代打の切り札として活躍した。2001年からはダイエーホークスに2年間在籍。その後は台湾プロ野球の誠泰太陽に移籍し、14年間の現役生活に幕を下ろした。現在は野球指導者、YouTuberとして活躍している。

 
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