PL学園出身・元プロ野球選手 野々垣武志のプロ野球リポート パ・リーグ6球団のキーマンを総括(7月5日終了時点)

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パ・リーグ6球団のキーマンを総括!

 
6月19日(金)に120試合制・無観客で開幕したプロ野球。PL学園出身・元プロ野球選手の野々垣武志が、パ・リーグ6球団のキーマンとなった選手をリポートします。

<埼玉西武ライオンズ/森友哉/チーム成績:2勝3敗1分け>
1週間の成績が23打数6安打で打率.261・本塁打1・打点6と、まだ本来の調子ではない森友哉。7月2日のオリックス戦では、1点差に迫った3回1死の場面で、山﨑福也の投じた142キロの高めのボール球を豪快に振り抜き、今季1号同点ソロを右中間席へ運んだ。開幕から11試合、46打席目で生まれた、今季初アーチ。
同点に追いつかれた直後の7回には1死一、三塁から逆方向に強い当たりのヒットを放ち、この試合では3安打4打点の大暴れで勝利に貢献した。逆方向に長打が出ると調子も上がってくるので、この試合のような打撃ができると打率、打点、本塁打とすべての成績がよくなるだろう。

<福岡ソフトバンクホークス/バレンティン/チーム成績:3勝2敗1分け>
7月5日までの対日本ハム6連戦では、21打数8安打で打率.381・本塁打3・打点10と調子を上げてきたバレンティン。7月2日に5試合ぶり4番に戻って、すぐに今季2度目の1試合2本塁打。初回の3号先制3ランは、6試合、24打席ぶりの安打。さらに7回には4号2ランを放った。
助っ人として期待が大きいだけに、打てない期間は苦しかったはず。1回表1死一、三塁の場面では、バーヘイゲンの外角の直球を左中間席に運んだ。力のあるアウトコースのストレートを引っ張って左中間スタンドまで持っていけるのは真のホームラン打者の証。これから調子が上がってきそうなので、他チームは警戒する必要があるだろう。

<東北楽天ゴールデンイーグルス/浅村栄斗/チーム成績:5勝1敗>
対ロッテ6連戦では、19打数6安打で打率.316・本塁打4・打点9と、絶好調の浅村栄斗がチームを引っ張っている。7月1日は初回に左翼席へ5号先制3ラン。この試合では打つだけでなく、守備でも好プレーを披露し、攻守でチームを引っ張る姿が目立ち、古巣と初対戦となった先発の涌井秀章に今季2勝目をプレゼントした。
初回の本塁打は1死一、二塁の場面で、左腕・小島和哉の139キロ高めの直球を強振し、左翼席上段まで飛ばした。浅村のこうした打撃がチームに勇気を与えているように見える。4番まで回せば何とかなるという気持ちが、打線のつながりを生み、投手陣にも打線の援護があるという余裕が生まれているようだ。

<千葉ロッテマリーンズ/井上晴哉/チーム成績:1勝5敗>
1週間の成績は20打数7安打で打率.350・本塁打1 打点4と高い成績を維持している井上晴哉。7月2日の楽天戦では7番で出場し、2回に先制2号2ラン。2死二塁から左腕・塩見貴洋が投じた直球を左翼まで運んだ。6月21日のソフトバンク戦で満塁弾を放って以来の一発だったが、開幕からここまで打率.400でリーグトップを走っている。この試合では5回の押し出し死球を含め、3打点と活躍した。
本来は4番を打てる実力だが、今季は7番打者で固定。相手投手は下位打線にホームラン打者がいることで相当なプレッシャーになるだろう。状況に応じて逆方向に打てる器用さもあり、絶好調の今、対戦投手にとっては脅威だろう。

<北海道日本ハムファイターズ/中田翔/チーム成績:2勝3敗1分け>
対ソフトバンク6連戦では、21打数7安打で打率.333・本塁打1・打点4と上り調子の中田翔。7月2日のソフトバンク戦では1回2死一塁の場面で、バンデンハークの内角149キロのストレートを左翼席に運び、今季6号で両リーグ単独トップに立った。さらに今季初の猛打賞も記録。バレンティンに先制3ランを浴びた直後に試合の流れを引き戻す貴重な2ランで、6月28日の楽天戦以来、13打席ぶりのアーチだった。
ソフトバンクバッテリーから徹底マークを受け、前日まで7打数1安打5三振と押さえ込まれていたが、このひと振りで相手バッテリーも対策を見直すことになるだろう。これまではインコースを厳しく責められて、苦しいスイングになっていたが、詰まりながらレフトスタンドまで運んだことで、本人にとって自信につながっただろう。さらにレベルアップした打撃に注目だ。

<オリックスバファローズ/鈴木優/チーム成績:3勝2敗1分け>
対西武6連戦の2戦目となる7月1日、7連敗中の窮地に先発登板した鈴木優。6年目にして西武打線を5回無安打7奪三振に抑える快投を見せ、プロ初勝利を挙げた。負ければ、チームの勝率が1割を切るというところで、チームの連敗を止めた。
この日の鈴木は最速は148キロのストレートに、スライダー、カーブ、スプリット、ツーシームをコーナーへ投げ分け、丁寧な投球で西武打線を抑え込んだ。次回登板も今回のような楽しむというモチベーションを忘れずに投げられれば、勝利につながる投球が出来るだろう。ただ、今後は相手チームも研究してくるので、自身も対策を練ることが必要だろう。

文・野々垣武志(ののがき たけし)

1971年7月8日生まれ、奈良県桜井市出身。1989年にPL学園からドラフト外で西武ライオンズに入団。同期入団は、ドラフト1位の潮崎哲也、2位の鈴木哲、3位の大塚光二、4位の宮地克彦ら。主に内野手として6年間プレーし、1995年にトレードで広島東洋カープに移籍し、代打の切り札として活躍した。2001年からはダイエーホークスに2年間在籍。その後は台湾プロ野球の誠泰太陽に移籍し、14年間の現役生活に幕を下ろした。現在は野球指導者、YouTuberとして活躍している。

 
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