深田晃司監督も「青春ものの定番を全部外してくる」と絶賛

 
ぴあフィルムフェスティバルで映画ファン賞と観客賞をW受賞し、釜山国際映画祭ニューカレンツ・コンペティション部門に正式出品された、佐藤快磨(たくま)監督の初の長編映画であり、堀春菜の初主演映画である、『ガンバレとかうるせぇ』(出演:堀春菜、細川岳)が遂に劇場公開される。
本作は、試合に勝っても褒められず、負けて責められることもないという微妙な立場の高校サッカーの女子マネージャーに着眼したユニークな作品。『よこがお』が公開中の深田晃司監督も、「高校の同級生の喧嘩があったりと、ある意味ではベタな話なんですけれど、青春ものの定番を全部外してくるというか、人物・キャラクターの作り方の面白さで、ここまで新鮮・リアルに見えるんだなというのが面白かった」と感想を寄せている。
この度、場面写真が解禁となり、マネージャー・菜津役の堀春菜と、キャプテン・豪役の細川岳、佐藤快磨監督からコメントが届いた。

マネージャー・菜津役 堀春菜 コメント

『ガンバレとかうるせぇ』わたしが産まれた瞬間を覗かれるようで少しくすぐったいけれど、大好きで大切だから、劇場で観て頂けることが本当に嬉しいです。
『ガンバレとかうるせぇ』『歩けない僕らは』で佐藤監督が切り取る不器用な人間たちの不器用な物語は、人間に正直でまっすぐがどこか曲がっていて最高に愛おしいです。是非スクリーンでお会いしましょう。

キャプテン・豪役 細川岳 コメント

上京してお酒を覚えて、朝まで飲むのが楽しくて、「映画やりてえ誰にも負けねえ全員くそだろ」と口だけは達者で、それでもただだらだらとなんとなく鬱屈とした日々を過ごす中出会ったのが『ガンバレとかうるせぇ』でした。
本当に色んなことが下手くそで、でもそう思われるのも嫌で、考えて、ひたすらサッカーをしてこの映画に挑んだのを覚えています。
自分の中で始まりのように感じているこの映画が劇場公開される事は本当に嬉しいし、あの時のガンバレが今でも自分を奮い立たせます。

佐藤快磨監督 コメント

吐く息白い秋田の11月、震えるキャストスタッフと共に無我夢中で走り抜けたあの1週間が、今でも僕の背中を押してくれています。映画を撮り続けたいと思わせてくれています。
現実でも虚構でもない、だけど本当の時間があるんだと、あのとき僕は心底感動しました。寒さではない、温かいなにかで心の奥がずっと震えていました。そういった瞬間の連続と僕自身のサッカーへの後悔がこの映画には詰め込まれています。
撮影からもうすぐ6年が経とうとしている今、こうして大きなスクリーンで観てもらえることがとても嬉しいです。ぜひひとりでも多くの方に映画館で出会ってもらえることを強く願っています。
 
予告編映像(YouTube)

 

映画情報

 
映画『ガンバレとかうるせぇ』
監督・脚本・編集
佐藤快磨
出演
堀 春菜、細川 岳、布袋涼太、柳沼 侃、江國亮介、山城ショウゴ、石上真紀子、ミョンジュ
公式HP
公式Twitter(@uno_narumi_proj)
公式Facebook
公式Instagram(@aruboku_movie)

※この記事はauテレビでも掲載されました。
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この記事を書いた人
栗林 勝/編集者/1970年東京都生まれ。
専修大学英文科を卒業後、20年ほどアダルト・サブカル系出版社で、雑誌・書籍・ウェブ編集を経験。広く、浅く、安く、をモットーにうす〜く生きている。
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