原発事故の後も現場に残り続けた、勇敢な作業員を描く


© 2020『Fukushima 50』製作委員会

 
東日本大震災時の福島第一原発事故を映画化した『Fukushima 50』(フクシマフィフティ)。メイキングと本編映像を合わせた本作の映像が初解禁となった。
2011年3月11日午後2時46分、東日本大震災が発生した。太平洋から押し寄せた想定外の大津波は福島第一原発を飲み込み、全電源喪失という非常事態をもたらす。原子炉の冷却ができなくなったことでメルトダウンが進み、東京を含む東日本は滅亡の危機を迎えた。
絶望の中、暴走する原発に立ち向かったのは”Fukushima 50”と呼ばれた地元出身の作業員たち。東日本壊滅を阻止するために取った行動とは?そして、命を懸けて戦い続けた彼らが胸に秘めた思いとは?
主演の福島第一原発1・2号機当直長伊崎利夫役に、『64ロクヨン 前編』で第40回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した佐藤浩市。地元・福島出身で現場を指揮する熱血漢、伊崎を演じる。
共演の福島第一原発所長の吉田昌郎役に、『沈まぬ太陽』で第33回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した渡辺謙。同い年の部下・伊崎とこれまで一心同体でやって来たエリート所長の吉田を演じる。
そして監督は同じく『沈まぬ太陽』で第33回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞し、社会派・骨太な作風に定評のある若松節朗。脚本はNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の前川洋一。
劇場用映画では、佐藤浩市と渡辺謙は『許されざる者』以来の共演、佐藤浩市と若松監督は『空母いぶき』に続くタッグ、渡辺謙と若松監督は『沈まぬ太陽』以来のタッグと、超豪華実力派キャスト・スタッフがこのビッグプロジェクトに集結した。
日本中の誰もが当事者となり全世界を震撼させたあの大震災から7年。息を呑む臨場感と壮大なスケール、そして圧倒的なドラマで全ての人に贈る一大巨編。来年3月の公開が決定している。

<Fukushima 50』(フクシマフィフティ)とは?>

東日本大震災による福島第一原発の深刻な事故発生以降も現場に残り続けた約50名の作業員のこと。英BBC、英ガーディアン紙、米ABCなど欧米メディアが一斉にこの呼称を使用し、広まることとなった。
 
映画『Fukushima 50』メイキングニュース映像はこちら

 

<佐藤浩市 コメント>


© 2020『Fukushima 50』製作委員会

 
忘れることで前に進む、失敗をしても何度もトライをする、それは生き物の中で人間だけが出来ることです。しかし絶対に忘れてはいけない、繰り返してはいけないことがあります。あの日あの時どういう状況に我々が、日本があったのか?そのことを思い出し、明日のそして後世の為の映画を若松監督、渡辺謙さん達と一緒に確認をしながら作りたいと思います。

<渡辺謙 コメント>


© 2020『Fukushima 50』製作委員会

 
『許されざる者』の撮影中、浩市くんに映画100本目の時(※当時)はどんな役でも参加するよと、約束してました。でも、気軽に参加する作品ではありませんでした。今もなお苦しみの続く福島の方々の思いを受け止めながら『沈まぬ太陽』以来の若松監督、そして浩市くん、素晴らしいキャストと共に緊迫感溢れる画を積み重ねていきたいと思っています。ご期待下さい。

映画情報
映画『Fukushima 50』
2020年3月公開
監督
若松節朗
出演
佐藤浩市、渡辺謙、吉岡秀隆、安田成美
脚本
前川洋一
原作
門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫刊)
配給
松竹、KADOKAWA
公式サイト

© 2020『Fukushima 50』製作委員会

※この記事はauテレビでも掲載されました。
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この記事を書いた人
栗林 勝/編集者/1970年東京都生まれ。
専修大学英文科を卒業後、20年ほどアダルト・サブカル系出版社で、雑誌・書籍・ウェブ編集を経験。広く、浅く、安く、をモットーにうす〜く生きている。
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