TBS「クレイジージャーニー」の番組スタート時にゲスト出演するもDVDに収録されないヤバい人生!

 
その男の名前は、KEI。バブル時代にヤクザとして大成功を収めるも、FBI囮捜査にはめられてアメリカの極悪刑務所へ。そこでは日々抗争、殺人が絶えず、たった一人の日本人はすぐに殺されてもおかしくない最悪の状況だった。しかし、己の力と精神力で闘い生き残った男は、いつしかチカーノという刑務所内最強のギャンググループと通じ合うようになる。メキシコ人でないと受け入れられないチカーノギャングの世界で、仲間として、家族として受け入れられたのだ。彼らと強い絆で結ばれたまま、男は出所し、日本へ帰国したーー。
この壮絶な過去は多数のメディアで取り上げられ、原作者として別冊ヤングチャンピオンにて連載された『チカーノKEI』(秋田書店)の単行本は、4巻合わせて発行部数40万部を突破。またアパレルブランドを立ち上げ、日本のチカーノ・ブームの牽引者としても知られる。そんな輝かしい活躍の裏で、帰国後は引きこもりなど問題を抱える少年少女を救済する団体を立ち上げ、自らの家族関係を見つめ直す時間を過ごしている。
そんなKEIへの7年にわたる取材をもとに、ドキュメンタリー映画『HOMIE KEI~チカーノになった日本人~』が誕生し、4月26日からヒューマントラストシネマ渋谷にて公開が。壮絶な過去から現代に至るまでKEIの様々な顔に迫り、仲間とは何か?家族とは何か?人とのつながりとは何か?を問いかける再生の物語。
本作は、国際交流基金主催のイベント、Japan/Mexico Bi-national Week 2019で3月14日(木)午後6時から在ロサンゼルス・メキシコ総領事館シアターにて、上映されることが決定。KEIがかつて収監され、生き抜いた地であるカリフォルニアでの上映となる。

監督サカマキマサ コメント

核家族化が進み、ネット社会に暮らす今、家族や友人、仲間を大切にする気持ち、お金のためではなく相手のことを思ってとる行動など、古き良き慣習が失われつつある。実際に物事を見聞きせず、顔も名前も明かさずに好き勝手なメッセージを発信されることも珍しくない。この作品はアメリカ刑務所内で日本文化とチカーノ文化が奇跡的に混ざり合うことで、新たな活路を見出し、時代の流れに逆らって生きることを選択した男の半生を綴りました。
私は映画製作に憧れて80年代の終わりに渡米しました。LAで初めて異国文化に触れながら映画の勉強をしたので、特にこの作品をメキシコ系移民の多いカリフォルニアでワールドプレミアできることに意義を感じています。

新羅慎二(若旦那 ミュージシャン)コメント

新宿歌舞伎町からアメリカのジェイルまで。自分の居場所の作り方は僕ももともと不良少年だったので痛いほどわかります!ケイさんは愛に生きて己と戦った人です。

根本敬(漫画家・エッセイスト)コメント

私が最も敬愛するKEIさん。その実母が後半現れた瞬間ビックリ!KEIさんに続き敬愛する奥崎謙三先生とそっくり!!…見所だらけ全編気の抜けない映画です。

ケロッピー前田(身体改造ジャーナリスト)コメント

家族とは、仲間とは、生きるとは、壮絶な人生の果てにチカーノと出会い、KEIが見つけた幸せを感じて欲しい。

空族 相澤虎之助(映画監督・脚本家)コメント

不良たちの生きざまを通してバブルと引き換えに“根”を断たれてしまった我々の姿が見えてくる。でもKEIさんの少しはにかんだ笑顔には、メキシコ移民を描いた映画『ミ・ ファミリア』の「実を蒔けばまた育つさ」というチカーノの言葉そのものが宿っていた。
 
『HOMIE KEI~チカーノになった日本人~』予告編動画(YouTube)はこちら

映画情報
タイトル
『HOMIE KEI~チカーノになった日本人~』
公開情報
4月26日(金)~:ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開。
5月以降:北海道 デイノスシネマズ札幌劇場 浦河大黒座、青森 青森松竹アムゼ、宇都宮 宇都宮ヒカリ座、横浜 横浜シネマジャック&ベティ、長野 シネマポイント、名古屋 シネマスコーレ、大阪 シネ・リーブル梅田、神戸 元町映画館、で公開が決定、その他全国公開

あらすじ
1961年東京生まれのKEIは、親の愛情が乏しい家庭に育ち、ヤクザの道へ。バブル時代に大成功を収めてハワイに進出するも、FBI囮捜査にはめられてアメリカの極悪刑務所へ収監される。そこでは日々抗争、殺人が絶えず、たった一人の日本人はいつ殺されてもおかしくない最悪の状況だった。しかし、KEIは己の力と精神力で生き残り、いつしかチカーノという刑務所内最強のギャンググループと通じ合うようになる。メキシコ人でないと受け入れられないチカーノギャングの世界で、仲間として、家族として受け入れられたのだ。彼らと強い絆で結ばれたまま出所し、日本へ帰国したKEIは、引きこもりなど問題を抱える少年少女を救済する団体を立ち上げ、奉仕活動を始める。仲間との再会、母親との確執、KEI自身の家族、チカーノたちが教えてくれたものとは——。7年にわたる取材をもとに、様々な角度からKEIという男を描いた再生のドキュメンタリー。
スタッフ
出演者:KEI
監督:サカマキマサ
撮影:加藤哲宏
編集:有馬顕 大畑創 Travis Klose
音楽:原夕輝
プロデューサー:中村保夫 YAS
配給統括:守屋文人
原案:東京キララ社『チカーノになった日本人』 『アメリカ極悪刑務所を生き抜いた日本人』
動画プロモーション:エル・エー
宣伝ビジュアル:カルファ
宣伝協力:秋田書店 
プロデューサー:MASA 戸山剛
配給:エムエフピクチャーズ 
制作プロダクション・配給協力:マウンテンゲート・プロダクション
2019年/日本/カラー/5.1ch/ビスタ/DCP/73分
公式サイト

©「HOMIE KEI~チカーノになった日本人~」製作委員会

※この記事はauテレビでも掲載されました。
http://sp.tvez.jp/(スマートフォン向けサイトです)
この記事を書いた人
栗林 勝/編集者/1970年東京都生まれ。
専修大学英文科を卒業後、20年ほどアダルト・サブカル系出版社で、雑誌・書籍・ウェブ編集を経験。広く、浅く、安く、をモットーにうす〜く生きている。
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