ゴールデングローブ賞4部門に5ノミネート

オリヴィア・コールマンが第76回ゴールデングローブ賞・主演女優賞を受賞!
映画『女王陛下のお気に入り』は2月15日全国ロードショー

いま最も注目されるギリシャの鬼才、ヨルゴス・ランティモス監督の最新作『女王陛下のお気に入り』が、2019年2月15日(金)より全国ロードショー。
全米で公開中の本作(日本公開2月15日)は、11月23日の米公開から2017-18年公開作品の館アベレージ最高記録を叩きだし、7週目を迎えた北米では1月6日(日)時点で興行収入を1940万ドルまで伸ばした。1月1日から公開のご当地イギリスでも、昨年の『スリー・ビルボード』『シェイプ・オブ・ウォーター』を大幅に上回る、608万ドルの大ヒットスタートを果たしています。
ベネチア国際映画祭でのW受賞を果たし、第76回ゴールデングローブ賞では、作品賞(ミュージカル・コメディ部門)/主演女優賞(オリヴィア・コールマン:ミュージカル・コメディ部門)/助演女優賞(レイチェル・ワイズ、エマ・ストーン)Wノミネート/脚本賞(デボラ・デイヴィス、トニー・マクナマラ)と、主要4部門に5つのノミネート。そしてオリヴィア・コールマンが主演女優賞を見事に受賞しました。

三大女優が演じる女性たちの複雑な関係性

最多13部門にノミネートされた英国インディペンデント映画賞では、作品・監督・主演女優・助演女優の主要カテゴリーを含む、10部門での受賞を達成するという新記録。今回のゴールデングローブ賞を含め、すでに73受賞、219ノミネートを達成し(うち作品賞6受賞、主演女優賞15受賞)、完全に他の作品を寄せ付けない強さを見せる本作は、まさに“女王”の貫禄。このままアカデミー賞までトップランナーとして疾走しそうな勢いです。
主人公のアン女王を演じるオリヴィア・コールマンは、ゴールデングローブ賞/エミー賞に輝く名女優。貴族への返り咲きを狙う召使のアビゲイル役には、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞Ⓡで主演女優賞を受賞したエマ・ストーン、女王の幼なじみで親友のレディ・サラ役には同じくオスカー女優のレイチェル・ワイズという、最上級の冠を持つ三女優が集結。美しい宮廷を舞台に、三人の女性たちの複雑な関係性を、豪奢なセット、美術品のように美しい衣装、光とともに描きだしています。なおアカデミー賞のノミネート発表は、1月22日(日本時間)。こちらも注目したいところだ。

映画情報
2月15日(金)全国ロードショー!
・STORY
18世紀初頭、フランスとの戦争状態にあるイングランド。虚弱な女王、アン(オリヴィア・コールマン)が王位にあり、彼女の幼馴染、レディ・サラ(レイチェル ・ワイズ)が病身で気まぐれな女王を動かし、絶大な権力を振るっていた。そんな中、没落したサラの従妹アビゲイル(エマ・ストーン)が召使いとして参内し、その魅力がレディ・サラとアン女王を引きつける。レディ・サラはアビゲイルを支配下に置くが、一方でアビゲイルは再び貴族の地位に返り咲く機会を伺っていた。戦争の継続をめぐる政治的駆け引きが続く中、急速に育まれるサラとの友情がアビゲイルにチャンスをもたらすが、その行く手には数々の試練が待ち受けていた。
・監督
ヨルゴス・ランティモス『ロブスター』『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』
・キャスト
エマ・ストーン『ラ・ラ・ランド』『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』、レイチェル・ワイズ『ロブスター』『ナイロビの蜂』、オリヴィア・コールマン『ロブスター』、ニコラス・ホルト『シングルマン』『X-MENシリーズ』、ジョー・アルウィン『ビリー・リンの永遠の一日』
2018年/アイルランド・アメリカ・イギリス映画 
配給:20世紀フォックス映画

©2018 Twentieth Century Fox
 

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この記事を書いた人
栗林 勝/編集者/1970年東京都生まれ。
専修大学英文科を卒業後、20年ほどアダルト・サブカル系出版社で、雑誌・書籍・ウェブ編集を経験。広く、浅く、安く、をモットーにうす〜く生きている。
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