WEBデザインの考え方とプロセスについて(再編集)

事例紹介

WEBデザインにおける基本的な考え方

WEBサイトには、コーポレートサイトやECサイト、ランディングページ、情報系サービス、
ソーシャル系サービス、ツール提供型サービスなど様々に種類はありますが、
デザイン会社に依頼しサイトを開設されるお客様の目的は共通しております。

お客様の目的
ユーザーを集め、ビジネスとして掲げた目的を果たす。

目的には、会社や商品について知ってもらう、モノを買ってもらう、情報を拡散させたい、
問い合わせを増やしたいなど様々ですが、大抵はお客様側に明確な最重要目的・目標(KGI)があり、
その目的を達成する要素としての部分目標(KPI)があります。

我々が考えるデザインとは
クライアントの掲げたビジネス上の大目標(KGI)をいかに達成し、
部分目標(KPI)としての課題をいかに解決するかということ

こちらに尽きます。
その目標達成および課題解決のプロセス全体がデザイン行為であると考えます。
(もちろん、工程表にデザインと書く場合は、主にレイアウトや素材制作の作業の事ですが)

一般的な流れをフローにしますと

1.大目標と部分目標の設定

まずお客様の中で明確な場合は数値目標としていただくこともありますし、
なければ自分たちで設定します。

2.ターゲットの設定

目的やタイミングに応じてターゲット設定は変動します。
既存顧客を増やすのか、新規を狙うのかでも変わってきますので、
主にはお客様にヒアリングしながら提案・設定します。
すでにサイトやサービスが立ち上がっているのなら、現状値が大きなヒントになります。

3.目的、ターゲットに応じたワイヤーフレーム設計

ターゲットの行動特性を想定し、目的達成のための最善フローを設計します。

例えば、ターゲットに高齢者を含む場合、文字の大さを配慮するだけではなく、
テキストリンクを判別しにくい、分岐やスクロールなど仕掛けに気付きにくいなど、
認識率や判断力の低下に配慮すると、画面構成だけでなくサイト構造も変わってきます。

現在、多くのお客様のデバイス別アクセス数がPCよりスマートフォン優勢となっています。
ユニバーサルデザインとしてのスマートフォンUI設計が重要課題と考えています。

4.デザイン・コーディング作業

ワイヤーフレームに対し、ブランドイメージなどを考慮して装飾や演出を加える作業です。

ワイヤーフレームは目的達成のための設計図ですが、デザインで構成が変わることはあります。
クライアントの目的がデザインレイアウトやギミックでさらに高まることがいくらでもありうるので、
デザイナーに権限を与えて、更なる向上を目指すべきだと考えています。

気をつけているポイントを一部説明しますと、サイト全体でルールを少なくすることと、
そのルールを作る際、どこまで応用が効くか前もって慎重に考えておくことです。
理由は、ユーザーはルールに沿わないことが出てくると一瞬戸惑うので。
その一瞬が、目標達成の妨げであると考えています。

このデザイン工程だけでもコンセプトワークなど、細分化出来るフローはありますが、
詳細な説明は別の機会にしようかと思っています。

5.テスト・公開作業

ブラウザ、端末、OSによって見え方が変わったりJavaScriptの動きがおかしくないか、
など品質管理の工程です。

基本はお客様の推奨環境に設定されたOSや端末、ブラウザでひと通り動作確認しますが、
タブレットが推奨環境に無い場合でも極力チェックし、最適な見え方になるよう手直しします。
最近の作り方はPC ・スマートフォンの2ウィンドウレスポンシブが少なくありませんが、
タブレットでの見え方が予想外になる場合がありますので、注意しています。

6.公開・スタート

サイト公開はゴールではなく、お客様にとってはようやくたどり着いたスタート地点です。
公開までの一連のプロセスもとても重要ですが、言い換えれば準備期間に過ぎません。
大目標のために設定した部分目標に対して、どれだけの結果が出ているか、
ツールを駆使し、計測結果とKPIと照らし合わせ、目標クリアのための調整をします。

まとめ

・WEBサイトは目的達成がすべて
・目的やタイミング、現状値からターゲットを設定
・ターゲットの行動特性を想定した、目的達成のための最善フロー設計
・最小のルールでユーザビリティ向上
・お客様には公開時がスタート

例えるなら、WEB制作はゴールのないマラソンのようなものだと思っています。
数年も経たないうちに、新しい技術やトレンド変化、拡散や集客手法も変化するなど、
取り巻く環境の変化の速さだけでも結構なものがあります。
だからこそやっていて飽きないとも言えるかと思います。

5年立つと、WEBだけでなく世の中の生活も社会構造も大きく変わっているでしょう。
WEB技術は今以上に社会構造とのリンクを強めていくことだけは明らかなので、
そのためにも、常に未来予測を常に怠らないようにと思っています。

弊社とWEBサイトの話をしてみたいという方は、ページ下のフォームからメッセージ下さい。

この記事を書いた人
近藤圭介/デザイナー・アートディレクター
多摩美術大学グラフィックデザイン卒業後、広告代理店に勤務しCMプランニングなどをしていたが、その頃には珍しかったMachintoshがある制作会社へ移動。グラフィックはじめ店舗開発や商品企画などいろいろなデザインに携わる。

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